ムハンマド預言者　（彼に神の祝福と平安あれ）

この世界には、アッラーの決めたルールを人間に教えるために、たくさんの預言者が送られてきました。
最初の預言者は「アダム」です。そして、最後の預言者は「ムハンマド」です。

ムハンマド預言者は、西暦570-632年、唯一神教の預言者たち、アブラハム、モーゼ、イエスなど一連の預言者たちの最後の預言者であり、ハタム・アル・ナビイーン(預言者の封印)と呼ばれています。

ユダヤ教やキリスト教が、都合のよいように教えを紛失させたり、改ざんしたり、イエスを神の子だとしてその独一性を損ねてしまったので、神の言葉を啓示され純粋な一神教の本来の姿に戻すため、神に選ばれた文盲(ウンミー)の使徒です。

ムハンマド預言者は、アラビアのメッカで生まれました。彼は、その正直さと忠実さとで知られていました。彼はまた、神を、人類を愛してやみませんでした。

25歳になると結婚をします。その15年後、メッカ近くのヒーラといわれる洞窟で瞑想中に神からのクルアーンの教えとなる最初の啓示が示されました。神の使徒としてのムハンマド預言者の使命のはじまりの礎石となった出来事です。
彼の一番のメッセージは神との調和であり、それは彼が生涯強調し続けたことでした。

ムハンマド預言者の性格を特徴づけるものとして彼は、自分で演説したことを実践しました。そしてイスラム教が教えることのすべてを生きる見本として提供しました。